2025年09月14日
バッカモ〜ン!!
と言うセリフと言ったら皆さんは誰を思い浮かべますか?
Dr.マーレは断然「磯野波平パイセン」です。
あんなに威厳と貫禄ある温水暖房プロフェッショナルになりたいものです。
まだまだ若輩者のDr.マーレですが、これでも結構頑張ってる方かなとは思います。
そんなDr.マーレをいつも応援してくださるフネさんのような優しい皆様!
是非今回の施工例をご覧になってください☆
交換前の機種はこちら↑
サンデンの「CEB-M071C」と言う石油式暖房ボイラです。
Dr.マーレのオモシロ施工ブログでは、ナカジマホーム様の施工例で定番の機種です。
暖房出力7.76kWで、効率は90%の油だき温水ボイラです。
屋外用開放形と表記がありますが、例の如く「密閉形」として使用されていました。
上のリモコンがタイマー運転を行う「24時間タイムスイッチ」で、下のリモコンがボイラーの燃焼ON/OFFを制御する「ボイラーメインリモコン」です。
今回は珍しくボイラー内部も見せちゃいます。
〇で囲った部分は「膨張タンク」と言う部材です。
液体って暖めると「熱膨張」が起こり体積が増加し、逆に冷やすと「熱収縮」が起こり体積が減少します。
なんとなくイメージが湧きますかね?
その熱膨張によって体積が増加した液体を、一時的に避難させる役割を担うのが、この「膨張タンク」なんです。
ですので密閉形ボイラーには、基本的に「膨張タンク」が設置されています。
勉強になるぅ〜φ(>ω<*)
屋内には↑このようなヘッダーが設置されていました。
またまた「膨張タンク」が設置されています・・・。
今回のお客様宅の暖房設備は低温の床暖房のみでしたので、膨張タンク×2個はやりすぎです・・・。
この暖房システムを組んだ業者さんは、一体どれほどの液体を膨張させるつもりだったのでしょう?
もしくはボイラー本体内に膨張タンクがあることをご存じでなかったか・・・。
しかも全面床暖房なのに「サーモバルブ」が各回路のこの場所にあるし・・・。
まぁ何でもいいや☆
撤去です(*´з`)
□で囲った部分は「本体基盤」です。
この画像ではわからないと思いますが、この基盤内で破損している部品がありました。
原因は・・・⚡落雷⚡による過電流です。
過電流により基盤がショートし、今まで問題なく使えていたのが突然使えなくなってしまったそうです。
波平パイセンの雷⚡でも落ちたのでしょうか?
今回のお客様宅を建築したのは、波平・・・じゃなくて太平住宅様というすでに倒産しているハウスメーカーとのことでした。
ボイラーメーカーのサンデンもすでに石油ボイラの販売をしておりませんので、お客様はどこに連絡をして良いかわからず悩んでいたそうです。
そしたらなんと誰かしらから「株式会社マーレ」の名前が挙がったそうではありませんか!?
どこの誰だかわかりませんが、ありがとうございます♪
また、ラッキーなことにお客様宅は火災保険に加入しており、補償内容項目には「落雷=◎」となっていました。
なので、
◆具体的な故障内容の診断報告書の提出
◆修理では対応不可なご説明
◆代替え機は他メーカーになってしまう旨
◆現在のシステム(密閉式システム)のご説明、また原状回復する旨
◆そのためにかかる費用の御見積書の提出
等々、適切な申請手続きを行うことにより、保険会社様からお客様に損害保険金が支払われることになりました。
よって、今回の改修工事費用の大半が損害保険金で賄うことができ、お客様が負担した金額は、
「機器をグレードアップした差額のみ」
という内容となりました。
火災保険・・・入っとくべきですね〜・・・。
それにしても「具体的な故障内容」を診断し、さらに「診断報告書」を提出し、さらにさらに保険会社の担当者様と折衝してしまうDr.マーレって、やっぱりドクターなんですねぇ〜♪
と、言うことで、波平パイセンの雷⚡と言う不運に見舞われたにも関わらず、Dr.マーレと繋がることができ、さらに最小限の負担で改修工事が可能となった幸運なお客様宅で行った工事後をご覧ください。
新しいリモコンは「CMR-3102VM」です。
「リモコンはできるだけ左に寄せて欲しい」
と言うご要望がありましたので、ほんのちょっとだけリモコンを左側に寄せました。
改めて見ると本当にちょっとですねwww
無線LAN対応のタッチパネルリモコンです。
新機種は長府製作所の「EDBF-1512RG(密閉仕様)」です。
「磯野〜!密閉しようぜ〜!!」
と、中島からのお誘いがあったかどうかはわかりませんが、交換前の暖房システムと同じ「密閉式暖房システム」となっています。
石油代が節約できるエコフィールで、暖房能力15.0kWの油だき温水ボイラと、交換前の機種よりもグレードアップ品となりましたが、この辺は「機器をグレードアップした差額のみ」としてお客様には負担していただいております。
暖房システム全体に適正圧力をかけ、入念なエア抜き作業を行って無事工事完了です♪
お客様には「密閉式暖房システム」の工事が可能な業者どころか、改修工事費用の大半が損害保険金で賄えるようにしてもらえて本当に良かった♪
と、非常に喜んでいただけたので、Dr.マーレとしても「頑張って良かった♪」と思える交換工事でした☆
波平パイセンからの落雷⚡は、あなたのお宅のご近所にいつ落ちるかわかりません。
今年(2025年)の夏なんかも、ゲリラ豪雨等と共に色々な地域で落雷⚡が頻繁に起きています。
これから冬になって温水暖房システムを稼働させた時、もしかしたら落雷⚡が原因で、あなたの大切な設備はすでに壊れてしまっている可能性もございます。
その場合には一度、
・火災保険に入っているか?
・火災保険の補償内容に「落雷」が入っているか?
・近くに雷が落ち、停電が発生したか?
等を確認してみてください。
上記を確認後、このDr.マーレまでご連絡ください。
火災保険で損害保険金を受け取ることは、長年火災保険にご加入されている皆様の立派な権利です。
少しでも心当たりがある場合は、どうせ違うだろう・・・と勝手に判断せず、とりあえず保険会社に問い合わせてみることをお勧め致します。
もらえるものはもらわなきゃね☆
それでは今回はこの辺で終わりにします。
「密閉式暖房システム」をご使用中の皆様、機器更新の際には、落雷⚡の有無に関わらず是非Dr.マーレまでお問い合わせくださいね☆
ではでは(*-ω-)ノ"
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【今回登場した機種型番】
交換前:サンデン CEB-M071C
交換後:長府製作所 EDBF-1512RG
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カテゴリ:
工事例