2025年05月31日
あなたの大切なマイホーム、設備機器は適切に設置されていますか?
「我が家は注文住宅だから大丈夫!わっはっは!!」
「うちは建売だから心配・・・。」
「そもそも適切って何??」
どうも、Dr.マーレ改めクールで知的なルーネスです☆
今回の施工例は、ただの「給湯暖房用熱源機」の交換工事なのですが、例のごとく内容が普通ではなかったので施工例に挙げたいと思います。
なぜ私がルーネスかって?
それは秘密♪
さぁそれでは張り切っていきましょう!!
交換前のこの機種は、パーパスの給湯暖房用熱源機「GH-2400AW」です。
主にガス販売会社さんから販売される場合のBL品番で言うと「XT4208ARSSWQ」となります。
それにしてもなかなか狭い場所に設置されていますね・・・。
これは交換のためにアルクゥとイングズも呼ぶしかありません!!
レフィアは女性なので、こんな重たい給湯器を持たせるわけにはいきません。
と言うことで交換当日は、
ルーネス・・・給湯器前で主に作業する人
アルクゥ・・・給湯器搬入・搬出、及びルーネスの補助
イングズ・・・給湯器搬入・搬出、及びルーネス、アルクゥの補助
という3人態勢で臨みました。
暖房熱出力14.0kWで、エネルギー消費効率83.3%の機種だということがわかります。
製造年月は2013年2月と言うこともわかりますね!
2013年と言えば、あの名作ゲーム、ファイナルファンタジーⅢのリメイク版が次々と配信開始となった時期ではありませんか?
あっ!だから今回Dr.マーレはルーネスになりきっているのね!
そっとしておいてあげましょう☆
そんじゃ最初の写真の赤い丸印をご覧ください。
これは給湯器を外壁に引っ掛けるためのアンカーボルトです。
って1本しかないじゃん!
ここは日本なのに(*´з`)
↑レベルの高〜いダジャレです。
調べてみたところ、この機種「GH-2400AW」の満水時の重さは41kgでした。
そしてこの機種をRC壁(コンクリート壁)にアンカーボルトを使用して設置する場合は、
「2本のアンカーボルトで吊ってください。」
と、当時の施工説明書にもありました。
日本なだけに・・・。
2025年の交換までの12年間、給湯器が落ちなくて本当によかったです。。。
この給湯器を新築当時に設置した業者さんに一言・・・
「坊や、いったい何を教わってきたの・・・?」
交換を機にこのルーネスがしっかり対処させていただきます!
リモコンが左右に2個設置してありますね。
左側が台所リモコン「MC-665」で、右側がCHOFU(長府製作所)の床暖房コントローラー「〇〇〇」です。
右側の長府の床暖房コントローラー型番は内緒です。
なんせこれが今回の施工内容の鍵ですから☆
浴室リモコンは「FC-661」が設置されていました。
さて、今回の交換工事のどこが普通ではなかったかと言うと、
・見ての通りなかなかの狭所設置だったため、一人親方でやっているような給湯器安売り業者の下請け業者には工事ができない。
・RC造の外断熱のため、壁掛け設置方法が特殊だった。
・床暖房が蓄熱式床暖房で、制御系統は長府製作所の部材が使用されていた。
・このお客様宅のオリジナル蓄熱式床暖房を施工した会社が、すでに対応できなくなっており、対応可能は業者がいなかった。
と言うような感じでしょうか?
誰もが見るからに普通の工事ではないな?ってわかると思います。
そんな内容の工事を、ルーネス・アルクゥ・イングズの3人が普通に実施していきます。
※レフィアはレベル上げ中です。
さぁ必見!!
ご覧ください↓
新しい浴室リモコンは「FC-901」と言います。
「使う時に輝くステルスリモコン」でお馴染みの900シリーズリモコンです。
今回もステルスってますねぇ〜◎
左側が新しい台所リモコン「MC-H901」です。
今時のリモコンは「スイッチボタン」という概念がないのでしょうか?
キッチンは1F、浴室は2Fだったので、通話機能付きリモコンが便利ですね♪
右側は新しい床暖房コントローラーです。
屋外の給湯器周辺に設置されていた制御系統の機器も、長府製作所の製品で一新しましたので屋内のコントローラーも交換です。
一体どんな制御系統の工事を行ったのか?
それは言えません(´-ω-`)
新機種はパーパスの「GH-HFL240AW」です。
24号、オートタイプの機種で、パーパスが誇る「高温水分配方式」が採用された「AXiSシリーズ」です。
なんだかよくわかりませんが、とにかくすごい時代になってきました♪
※赤丸に注目
暖房熱出力は交換前と同じ14.0kWですが、エネルギー消費効率が93.0%と、交換前に比べ約10%も上がりました。
お湯を使うためのガス代が、今までは10,000ギルかかってたのが自動的に9,000ギルになったぜ!と言う効率です。
写真撮り忘れっちゃったので別角度となりますが、交換前は日本なのに1本だったアンカーボルトを、日本なのに3本とさせていただきました♪
結構これも手間がかかる作業でしたよ・・・。
私だって、私だって疲れるわ・・・。
わかる人にさえ伝わってくれれば良いです。
と言うことで今回の交換工事も高品質に問題なく完了致しました◎
お客様側からしてみれば「給湯器が変わっただけ」の内容ですが、ルーネス、アルクゥ、イングズが責任を持って施工を行ったことにより、
・床暖房配管の接続方法(変な部材を使ってました・・・。)
・床暖房の制御方法(ちょっっっとだけ間違っていました。)
・給湯器の外壁への固定方法(日本なのに1本www)
が改善しました♪
マイナスの感情しか生まれませんので、告げ口みたいにそんなことお客さんにはわざわざ言いませんけどね。
何より今後10年以上安心して使ってもらうことが大切です。
白魔法で言えば「アレイズ」ですかね?
注文住宅だって建売住宅だって、丁寧な業者さんが行えばしっかりした内容になりますし、その逆だってあり得ます。
でも新築の家を買うお客様は、工事をする業者さんを基本的には選べません。
だったらせめて何かの更新工事の際は、丁寧な業者さんに工事を依頼したいですよね?
Dr.マーレはそんな時に頼れる「丁寧な業者さん」でありたいと思っています。
※Dr.マーレって言っちゃったwww
高い金額を頂戴しながら杜撰な工事を行う、大手の上に胡坐をかいたような業者さんもいれば、
低価格でも高品質な工事を行う、地に足のついた業務を行う業者さんだっています。
皆さんは大切なマイホームの何かしらの更新工事を、どっちの業者さんに依頼したいですか?
Dr.マーレはいつでも待っていますよ♪
それでは今回はこの辺でテレポさせていただきます!
ではでは☆
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今回登場した交換前の機種たち
給湯器:GH-2400AW(XT4208ARSSWQ)
台所リモコン:MC-665
浴室リモコン:FC-661
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工事例
2025年05月21日
どうもどうも♪
久しぶりに施工例を載せます。
今まで何してたかって?
そんな野暮なことは聞かないでくださいよ・・・。
と、言うことで今回は、一条工務店様の床暖房システムに使用されている、長府製作所の❝温水熱源機付エアコン❞の交換工事例となります。
よかったら今後のご参考のため、見てみてくださいな☆
交換前のこの機種は、長府製作所の温水熱源機付エアコン「RAY-4037」の室外ユニット「AEY-4037」です。
分かりづらっ(>_<)
→がシステム形名「RAY-4037」
→が室外ユニット(室外機)の型番「AEY-4037」
→が室内ユニット(室内機)の型番「RCY-4037」
です。
以前にも言ったことがありますが、設備機器の型番には、形式名やら、品名やら、システム形名やら、とにかく型番がたくさんあります。
特に今回の温水熱源機付エアコンように、室外機と室内機が分かれて設置されている場合や、エコキュートのように室外機と貯湯タンクが分かれて設置されている場合等に、
「この型番は一体何を指しているのか!?」
をわかりやすくするために機器それぞれに型番があります。
「ミー(未唯mieさん)」と「ケイ(増田惠子)さん」で「ピンク・レディー」みたいなもんです。
「稲葉浩志さん」と「松本孝弘さん」で「B'z」みたいなもんです。
ちなみにDr.マーレは、ピンク・レディーだったら「サウスポー」、B'zだったら「光芒」が好きです♡
室内ユニットの「RCY-4037」です。
正確に言えば、長府製作所の温水熱源機付エアコン「RAY-4037」の室内ユニット「RCY-4037」です。
この室内ユニット「RCY-4037」と、室外ユニット「AEY-4037」が合わさって、温水熱源機付エアコン「RAY-4037」となります。
これを計算式で表しますと、
RAY-4037=AEY-4037+RCY-4037
となります。
Did you get it?
Let's move on!
前の写真の赤枠の位置にもシステム形名の記載があります。
寒いの外に見に行きたくないよぉ〜(+o+)
と言う方はここを見ると良いでしょう☆
型番末尾の(E1)は、「耐塩害仕様」かどうかです。
お問い合わせの際のご住所によって「耐塩害仕様」の有無はDr.マーレが判断します!
交換前の床暖房リモコン「CMR-2630」です。
一条工務店の全館床暖房システムには欠かせない、4エリア制御タイプの床暖房リモコンです。
・現行型のリモコンであったこと
・動作に問題がなかったこと
を考慮し、お客様のご希望通り今回は再使用とさせていただきました。
既存機種を取り外す際に、機器内の不凍液を抜き取りました。
と言うのも、お客様のご希望は、不凍液は可能であれば再使用したい、というものでした。
今回交換する機種は、設置後11年経過していますので、メーカー施工よりも厳しいことで有名なDr.マーレの見解は、
「要交換(。-`ω-)」
ですが、お客様のご希望とあれば、それはどうにかしたいものです。
ですので条件として、
・不凍液の凍結温度チェック
→不凍液濃度が薄すぎて凍結しないか?
・不凍液のpH値チェック
→不凍液が極端に酸性、またはアルカリ性になっていないか?
・不凍液の劣化状況チェック
→不純物等が混入していないか?
を行い、すべての項目で問題が無かったら再使用しましょう。
という流れとなりました。
はたして結果は・・・・?
・凍結温度 → ―20度・・・問題なし
・pH値 → 7・・・中性で問題なし
・劣化状況 → 不純物なし・・・問題なし
全然問題ないじゃんwww
偉そうに、
「問題が無かったら再使用しましょう」
なんて言って恥ずかしっ(/ω\)
と言うことでお客様のご希望通り、不凍液は再使用させていただくこととなりました。
※マーレは何も言わずに不凍液を再使用したり、簡単に「再使用できますよ!」なんて言わずに、再使用をご希望の際には毎回不凍液チェックを行っている安心、安全な会社です。
一条工務店の全館床暖房システムの場合↑このようなヘッダーボックスが家のどこかにあります。
このヘッダーボックス内にある、熱動弁や、電気基板などの制御部品も消耗品で、いつかは故障します。
その際にはDr.マーレにご連絡ください。
床暖房システムのプロフェッショナル、Dr.マーレが改修してあげましょう☆
方法は内緒( ̄b ̄)
Dr.マーレが行った今回の施工の地味にすごいところは、
①エアコン工事と床暖房工事の二刀流施工が実施可能
②一条工務店の全館床暖房システムに精通している知識量
③リモコンや不凍液を、何も考えずに再使用するのではなく、論理的に再使用可能とする柔軟さ
④今後出てくるであろう故障箇所や、その改善方法をすでにわかっている
⑤上記①〜④すべてを満たした内容で、ハウスメーカーよりも安価に交換が可能
のようなところですね♪
毎回簡単に交換工事をしているように見られますが、Dr.マーレは結構すごいことをやっているんですよ♪
それではそんな結構すごいDr.マーレによる、交換工事後をご覧ください。
新しい室内ユニット「RCY-4042X」です。
Dr.マーレのオモシロ施工ブログでは頻繁に登場するエアコン室内機です。
これは室内ユニット型番で、最初に書いたところの「ミー(未唯mie)さん」や「稲葉浩志さん」に当たる型番です。
赤枠部分にやっぱり型番表記があります。
長府温水熱源機付エアコン「RAY-4042X(E1)」とあります。
これはシステム形名で、最初に書いたところの、「ピンク・レディー」や「B'z」に当たります。
混乱してきたでしょwww
室外ユニット「AEY-4042X」です。
つまり「ケイ(増田惠子)さん」や「松本孝弘さん」に当たる型番です。
交換前の機種「AEY-4037」と能力は変わりません。
大きさもほぼ変わりません。
変わったのはDr.マーレが施工を行ったことにより「ブランド化」されたことくらいでしょうかね?
より安心・安全なシステムとなりました◎
交換前と同様に、
→システム形名「RAY-4042X」
→室外ユニット型番「AEY-4042X」
→室内ユニット型番「RCY-4042X」
と、なっています。
結論を言ってしまえば、今回の工事は「簡単なエアコン交換工事+ちょっとした配管工事」ができる業者さんならできてしまう工事です。
でも一条工務店の全館床暖房システムの内容をしっかり把握した業者さんでないと、後々問題が起こる可能性も多々あります。
例:冷媒ガスの漏れ、不凍液漏れ、床が暖まらない、不凍液なのに不凍液が凍った(*_*) etc・・・
その問題点を改善して欲しい!!と言うお問い合わせも毎冬きますが、はっきり言います!
そこはビジネス。改善のための費用はしっかりいただきます☆
不凍液なのに不凍液が凍ってしまったお問い合わせには笑ってしまいましたwww
とんちクイズかと思いましたよwww
原因は凍結温度が0度になるくらい不凍液を水で薄めていました。
エアコンの交換業者が工事を行ったそうです。
結果、不凍液交換や、凍結によって破裂してしまった配管の補修、出張交通費等で、交換工事にかかった総費用はDr.マーレのお見積り価格よりも高くなりました▲
やさしい言い方をすれば「運が悪かったですね(◞‸◟)」、
厳しい言い方をすれば「ざまあみろ(´艸`*)」
です。
でもこの施工例を見てくださっている皆様にはそんな失敗はして欲しくありません。
ですので今回のような専門的な知識、技術が必要な工事には、当たり前ですが専門的な知識や技術を持った業者様にご依頼ください。
業者の見極めが難しいよ・・・という場合には、とにかくマーレを業者選びの候補に入れてください。
他社様との差がわかると思いますよ◎
最後に・・・、
ピンク・レディーさんや、B'zさんのお名前をお借り、型番をややこしくしてしまったことをお詫び申し上げます。
どうやったら皆様に伝わりやすいかな?と考えた結果、皆様がご存じであろう偉大なる方々のお名前を使わせていただくことが最良かと考えました。
だからDr.マーレは悪くないもん!!
ではでは今回はこの辺で!
最後までご清覧いただきありがとうございました。
これから暑くなる季節となります。
くれぐれも体調管理にはご注意ください。
☆「RAY〜」から始まる機種の交換工事例は
こちら☆
☆今回と同じ機種「RAY-4037」からのその他交換工事例は
こちら☆
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工事例
2025年04月16日
給湯器交換工事を検討し始め、3つの業者に問い合わせたとします。
その業者に、
①「弊社では対応できません。」
②「東京ガス様等のガス販売会社に依頼するしか方法はありません。」
③「ガス販売会社である弊社でしか対応できませんよ!」
と言われたらどうしますか?
だいたいの方は③の「ガス販売会社(東京ガス様等)」に依頼するのではないでしょうか?
しかし諦めがつかない往生際の悪い方は、④の
「マーレならできるかもよ!」をクリックし、Dr.マーレに問い合わせをすることでしょう。
と言うことでDr.マーレです。
今回の施工例は、ありとあらゆる業者様が逃げ出すと言われている、特殊な屋内FF式給湯器の交換工事例とさせていただきます。
色々な業者様に断られてしまった(+o+)
どないすればいいんじゃい(・`д・´)
はい出ましたこの形!
業界内では一般的に「モンスター」と呼ばれているかどうかは知りませんが、この大きな給湯器は、東京ガス(松下電器)の「AT2304AFSSW3LN」です。
屋内の給湯器設置専用のスペースに設置されています。
給湯器上部に2本の煙突がありますが、向かって左側が屋外から新鮮な空気を取り込む「給気」、向かって右側が燃焼させた空気(排ガス)を屋外に排出させる「排気」となっています。
天井付近で90度折れ曲がり、右側の天井裏の方へ伸びて行っていることがわかると思います。
細かい話ですが、「給気」のことを「吸気」と誤表記している方が結構いらっしゃいます。
一般人である皆様なら仕方ないですが、業者さんがこの間違いをすると結構恥ずかしいですよ。
表記一つにしてもその辺はこだわっていきましょう!
プロであるDr.マーレは、このラベルから給湯能力や、この給湯器の特長がわかります。
まぁその辺はDr.マーレは業者なので当たり前です。
わかっていない業者様も結構いるので、これから問い合わせる方はご用心を☆
今回は特別に天井裏を通ってる「給排気筒」も見せちゃいます♪
2本の給排気筒はこんな感じ↑で天井裏を通り、屋外まで伸びていっております。
今回の給湯器「AT2304AFSSW3LN」もそうですが、Dr.マーレが工事のご依頼を多数いただいている「AD-200FFA」も、このように2本の給排気筒が屋外まで伸びています。
◆大切なのはここから↓
屋内FF式(強制給排気式)の給湯器には必ずあるこの給排気筒ですが、
ひとくくりで「給排気筒」と言っても、それには、
φ80×2本管
φ80×φ120の2重管
φ75×φ110の2重管
φ60×2本管
φ100×2本管
等、たくさんの規格があります。
今回の「AT2304AFSSW3LN」の給排気筒の規格は、
φ60×2本管
です。
ですので給湯器のみを交換する場合は、給排気筒規格が「φ60×2本管」の機種を選定し、設置すれば問題ありません。
しか〜しっ!!
給排気筒規格が「φ60×2本管」の機種って、ガス給湯器を販売しているノーリツ、リンナイ、パロマ、パーパス等、どのメーカーからも販売されていないんです。
あっ!Dr.マーレが多用する長府製作所も立派なガス給湯器メーカーですね・・・。忘れてた・・・、ごめんなさい・・・。
兎に角(←とにかく)、給排気筒規格が「φ60×2本管」の給湯器は、東京ガス様等のガス販売会社様から販売されている専用機種しかありません!
◆特に重要!!
たまに「φ60×2本管」の「排気筒」を利用して、φ60の排気筒が接続可能な「屋内FE式(強制排気式)」の給湯器を設置しましょう!
「給気筒」は現在のものをそのまま利用すれば問題ありません!!
という提案をする業者様がいらっしゃるようですが、これは設置基準違反です×××
Dr.マーレは過去に日本ガス機器検査協会の方とバッチバチにやりあった経験があるので断言しています。
今回の工事のような具体的な施工例を挙げて説明もしましたが、ダメなものはダメらしいです・・・。
字が小さくて申し訳ねぇっすが、この基本規定92「給気口」には、
①給気口の有効断面積は、排気筒断面積以上とし、実情に応じて窓やドアの隙間を給気口面積としてカウントしてもよいことになっています。
②給気口は、屋外や通気性のよい玄関、またはこれに通ずる廊下等で、排気筒トップからの燃焼排ガスが流入しない位置に開口していれば問題ありません。
と記載があります。
読んでもらえればわかると思いますが、読めば読むほどこの設置基準には、ガス機器検査協会が、
「屋内FF式」の給湯器位置に「屋内FE式」の給湯器を設置することは現実的にできませんよ!
と言うことを並々ならぬ決意のもと記載したということが垣間見えます。
それでも今回のような「AT2304AFSSW3LN」や「AD-200FFA」からの交換に、「屋内FE式(強制排気式)」の機種を選定し、お客様に提案する業者様がいらっしゃいます。
はたしてそのような業者様方は、どんな考えのもと、「屋内FE式(強制排気式)」の機種をお客様に提案するのでしょうか?
おそらく、
・シンプルに何も知らない
・商品が売れて工事が請け負えれば客なんて関係ねぇ
・問題ないと思い込んでいる
のどれかだとは思いますが、Dr.マーレは、
「ガス機器検査協会を敵に回してでもこの工事を請け負いたい!!」
とは思いませんし、
「基準に違反した工事を行って、住んでる方に何かあってもオラ知らねぇ・・・。」
という強靭なメンタルを持っているわけでもありません。
なのでDr.マーレは「屋内FF式」の給湯器位置に「屋内FE式」の給湯器を設置するような工事は基本的には行いません。
ではどうするか??
こうします↓
給排気筒をφ60×2本管からφ80×φ120の2重管に交換しちゃいます!!
※赤枠部分
給排気筒をφ80×φ120に交換すれば、
「ガス会社様の専用機種しか設置できひん!」
と言うことは無くなりますし、強靭メンタル業者から「屋内FE式」の給湯器を提案されることも無くなります。
φ80×φ120の2重管に交換しちゃいます!!
(ノ≧︎ڡ≦︎)
なんてさらっと書きましたが、結構大変なことをやっています☆
なんせ給排気筒は天井裏ですからね!
色々なものとの戦いです☆
と言うことで新しい給湯器は、パーパスの「GX-A2000AF-1」とさせていただきました。
給湯能力も交換前の16号から20号へとアップしましたので、キッチンとシャワーでお湯を同時に使用しても、シャワーの圧力が弱くなりにくくなりました◎
もちろん「自動湯はり」や「おいだき」だってできますよ♪
「給排気トップ」も、交換前の↑このような形状から、
↓このような形状へと変わりました。
↑このような屋外に出ている「給排気筒トップ」を見れば、あなたがお住いの物件でも、今回Dr.マーレが行ったような工事が実施されているかどうかがわかります。
でも他のお宅をじっくり見ていたら「なんだチミは?」となっちゃいますので、見るならチラッと見るくらいにしてくださいね☆
はい!
と言うことでガス会社専用機種をお使いの皆さん!
場合によってはDr.マーレによるスペシャル施工で、ガス会社様の呪縛から解放される時が来るかもしれません。
Dr.マーレにお問い合わせやご依頼をくださったお客様達に話を聞くと、このタイプの機種からの交換にやっぱり皆さん悩んでいるんだなって言うのがわかります。
なので一度で良いからDr.マーレにご連絡ください。
そしてDr.マーレからの提案や見積もりを見て、この先どうするか考えてみてください。
悩んでばっかりいないで、まずは何かしら行動しましょう!
そしたら何か道が開けるかもしれません。
いつまでも悩んでいるのは身体に悪いですよ!
それでは今回の施工例はここまでとします。
くれぐれも「設置基準違反」の工事を堂々と提案してくる業者にはお気を付けください。
そんじゃまた☆
時々振り向きWink and Kissの夢先案内人 Dr.マーレ
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工事例