2025年08月12日
僕は、2023年の2月に東京都小平市で、暖房ボイラの交換工事を行いました。
お客さんのおうちには、床暖房が付いていましたが、
「床暖房が使えなくなってしまった・・」
と、とても困っていました。
故障の原因は、
・電気基盤のヒューズ切れ
・不凍液が酸化したことによる本体からの漏れ
でした。
ボイラーの年数もだいぶ経っていたので、お客さんは、
「石油式のボイラーからガス式のボイラーに交換したい!」
と、僕に言いました。
色々な業者さんに聞いたそうなのですが、どの業者さんも、
「この床暖房はガス式にはできません。」
「壁を剥がすような大掛かりな工事をしないと、交換できません。」
と、言っていたそうです。
僕は、床暖房の工事が得意なので、
「がってん承知!!」
とだけ言い、お見積りさせていただき、工事のご依頼をいただきました。
そんな交換工事例をこれから紹介します。
さぁ見よ!
交換前は、長府製作所の「DBF-1700」と言うボイラーでした。
僕の尊敬する人が施工例にも載せているボイラーです。
暖房出力は17.4kWで、暖房効率は82%の開放形のボイラーです。
2008年製の機種だったので、交換までに「2023年―2008年=15年」使えました。
僕引き算得意なんだ♪
ボイラーの隣には、床暖房配管を分岐したり、制御するための機器が入っている「ヘッダーボックス」が付いていました。
型番は「HDB-8」と言うみたいです。
これが原因で、工事ができない業者さんがたくさんいるのかなぁ・・・?
僕には普通の床暖房ヘッダーボックスに見えるけど・・・。
このヘッダーボックスの電気基盤も壊れちゃってたから、お客さんには交換した方がいいよ!って僕は言いました。
いっぱいリモコンがありました。
右上のリモコンは「CMR-1003」と言うボイラーのメインリモコンです。
その他のリモコンは「CMR-1401」というコントローラーリモコンで、この3個の他に、別の部屋にあと2個設置されていました。
僕の尊敬する人は、こういう工事の時には、不凍液を交換したり、M・M・Tって言う超かっこいい決め技を使うだよ☆
それで今回僕が行ったのは、
■不凍液の交換
・・・超劣化しててにおいもきつかったぁ。
■ヘッダーボックスの交換
・・・ヒューズも切れてたし、熱動弁も全滅だったからね。
■制御方式の変更
・・・せっかくならもっと使いやすいようにね☆
を、含めた交換工事でした。
結果、僕の尊敬する人にも褒めてもらえて、お客さんにもとても喜んでもらった工事内容はこちらです。
さあ見よ!
僕のやった方法を誰にも見られたくないから、いたずら書きで塗りつぶしちゃった♪
壁だって剝がさなくて済んだし、交換前より使いやすくなってると思うよ☆
ヘッダーボックスも交換しました。
ちょっと変なつなぎ方をしてたから、一緒に床暖房配管も少し直しました。
新しいヘッダーボックスの型番は「HDB-804」だよ☆
中には新しい制御部品や配線、配管でいっぱいです。
新しいガス熱源機は、リンナイの「RH-K200W2-1」です。
さぁここで問題です!
Q.石油ボイラーからガス熱源機にするためには、何が必要でしょうか?
熱出力(暖房能力)は23.3kWになりました。
暖房効率は約85%です。
暖房効率の計算方法わかりますか?
僕わかるんだよ!
すごい??
ねぇ・・・すごい??
あっ!さっきの問題の答えは「ガス管」です。
ガス管の工事は、ガス販売業者さんにしてもらいました。
僕は、床暖房工事が得意で、大好きです。
もっとこういうような工事をして、お客さんに喜んでもらえたら嬉しいです。
おわり
と、いうことで、Dr.マーレの作文風施工例はいかがでしたでしょうか?
このように、Dr.マーレは床暖房システム改修工事のスペシャリストです。
他社様が「できない」とか「大掛かりな工事になる」と言うような内容の工事も、シンプルに、使い勝手良く、リーズナブルに工事することが可能です。
どんなに難しい床暖房システムも、そのシステムを組んだのは当時の業者様で、どんな床暖房システムだって基本はすべて一緒です。
つまり、これくらいの改修工事ができない業者様は「基本ができていない業者」ということをご自身で言っているようなものなんです。
でもそのような業者様達はプライドが高いので、Dr.マーレに「教えて!!」とは言ってきません。
Dr.マーレは結構ウェルカムモードなんですけどね・・・。
と言うことで今回は、
「長府製作所の床暖房システムを、お客様のご希望に沿った内容で、他のメーカーを使いながら、さらにもっと使い勝手良く改修工事しました!」
と言う施工例となりました。
皆さんも良かったらお問い合わせくださいね☆
ではまた☆
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工事例
2025年08月06日
どうも皆さんこんちわ!
今日もご機嫌な温水暖房のプロフェッショナル、Dr.マーレです♪
突然ですがここでお尋ね致します。
Q.あなたは、床暖房ノウハウ検定何段ですか?
「一段!」
「二段!!」
「ウェルダン!!!」
と言うことで今回の施工例は、床暖房の家「ウェルダン」で採用されていた石油式の床暖房ボイラーの交換工事例となります。
お客様宅は群馬県高崎市!
相変わらず冬のDr.マーレは様々な地域からお問い合わせ、ご依頼をいただきますね♪
本当にありがたいことです(T_T)
それでは早速いってみましょう!
さぁ見よ!!
まずは交換工事前の全体から。
手前の☆はオイルタンク、☆は石油ボイラー、☆はヘッダーボックスです。
温水式床暖房システムでは結構よく見る構図ですね。
☆(赤星)・・・、Dr.マーレが大好きだった元阪神タイガースのスピードスターです☆
ちなみに☆なしはエアコンの室外機なので今回の施工には関係ございません。
交換前の石油ボイラーは、長府工産の「HU-1700」です。
長府工産さん!大変お世話になっております!
見づらいことは重々承知しておりますが、機器仕様です。
左上が機器型番:HU-1700
右上はメーカー名:長府工産株式会社
右下には暖房出力:19.8kW(17,000kcal/h)、暖房効率:90%とあります。
どうせ見えないっしょ・・・。
右側のリモコンがボイラーのメインリモコン「M-022SH」、左側はタイマー運転のために必要だった「コントローラーリモコン」です。
❝必要だった❞と言うことは・・・?
今回のお客様宅を建てたのは、冒頭にも記載した床暖房の家「ウェルダン」という、蓄熱式床暖房を結構昔から導入している東京都立川市にあるハウスメーカー様です。
ところでDr.マーレがよく施工例に載せている、
・スミリンシステム住宅
・ユニバーサルホーム
・ウェルダン
等の蓄熱式床暖房って、熱源機に「石油式」が使用されていること多いと思いません?
これって家を建てた当時(2000年代前半)は、ある程度長い運転時間が必要な蓄熱式床暖房には、ランニングコスト的に灯油が最適な熱源だったからなんです。
2025年 全国平均 灯油店頭販売価格(18L)約2,200円
2005年 全国平均 灯油店頭販売価格(18L)約980円
※Dr.マーレ調べ
でも近年は当時とは情勢が違い、灯油価格もかなり高騰していますので、床暖房熱源機に石油式ボイラーを使っている方にとっては堪らない世の中となっています。
がしかし!!
近年と当時とでは「時代」も違います。
そりゃ時代が違えば劇的に発展する技術も当然あります。
その代表格がこちら↓
さぁ見よ!!
長府製作所の無線LAN対応タッチパネルリモコン「CMR-3102VM」です。
液晶表示はカラーになるし、床暖房リモコンなのに喋るし、何よりスマホから床暖房操作できちゃうし、すごい時代になりましたね。
2000年代前半頃にはとても考えられなかった機能です。
ちなみにいつものアレ・・・やってます♪
新しい床暖房熱源機は、長府製作所(CHOFU)の「AEYH-0642X」です。
暖房能力(加熱能力)が6.3kWに対し、消費電力はたったの1.525W!
交換前の「HU-1700」で1時間運転した場合の灯油代と、交換後の「AEYH-0642X」で1時間運転した場合の電気代とでは、
HU-1700・・・約250円
AEYH-0642X・・・約50円
※Dr.マーレ試算ですyo☆
つまり1/5です。
暖房能力が下がったので運転時間の延長は必要ですが、使い方によってはあの灯油が安い2000年代前半の頃のランニングコストを下回ることができるんです!
これってすごくね??
仕上がりはこんな感じです☆
オイルタンクも綺麗に撤去し、設置スペースの都合上「AEYH-0642X」はヘッダーボックスの奥に設置させていただきました。
これで給油の手間は無くなり、灯油価格の高騰問題は何も考えなくて良くなりましたね♪
〜Dr.マーレに施工依頼すると・・・〜
Dr.マーレのオモシロ施工ブログをよくご覧になっている将来のお客様候補の方々、いつもありがとうございます。
Dr.マーレの施工を見すぎてたぶんマヒしてしまっていると思いますが、Dr.マーレは、最先端の設備を積極的にお客様にご提案する人間です。
中には「現状のままが良い」という方もいらっしゃるかと思いますので、その際には遠慮なく言ってくださいね!
古き良き設備での更新工事でも、新しい技術の設備での更新工事でも、それができるのは、どんな床暖房システムにも精通しているDr.マーレと言う人がいるからなんです。
先程❝使い方によっては❞と書きましたが、そういった使い方をご提案、ご説明ができるのも、私がDr.マーレだからなんです。
普通の業者さんだったらこんなことしてくれませんよ?
ただ綺麗に問題なく交換工事をするだけじゃなく、今後の使い方等までアドバイスしてしまう・・・、それがDr.マーレなのです。
だんだん問い合わせたくなってきたでしょ??
まぁまぁ落ち着いて(*'ω'*)
お問い合わせに際には、
・ハウスメーカー
・型番
・ご希望(「とにかく安く」は禁止!!)
をお知らせいただき、設置状況等がわかるような写真も一緒に送ってください。
そしたらDr.マーレが写真を見て色々と質問させていただきますので、さらにその質問にご回答ください。
安心で安全で良いお買い物にするには、Dr.マーレだけではなくあなたの力も必要なんです!
お互いに協力し合って、お互いに良い内容の売買としませんか?
それではお問い合わせ待ってまーす☆
☆その他長府工産ボイラーからの交換工事例を見る☆
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工事例
2025年08月01日
皆さん通販でどこまでのものが買えますか?
例えば「本」、いわゆる「BOOK」ですか?
例えば「食料品」、最近はスーパーでもネット販売・配達サービスをしてますね!
どうも、昔通販で「絶対偽物だろ!」と言うくらい安く売っている高級ブランド服を買って、見事に偽物を買ってしまったことがあるDr.マーレです。
それでは皆さん、数万〜十数万する「給湯器」は通販で買えますか?
給湯器はたぶん偽物も何もありませんので、しっかり正規品は届くと思います・・・。
がしかし!!・・・って言う話ですよ・・・。
今回はそんな「お客様が給湯器を通販で買い、工事のみをDr.マーレがする」と言う世にも珍しい施工例となっております。
「人の不幸は蜜の味!!」
皆さんにとって完全な他人事だと思いますので、ゆっくりと楽しんでいってくださいね☆
さぁいきましょう!!
見るからに地面に置かれていますね。
「据置型」と言う設置タイプです。
何を根拠にそう言われているのかDr.マーレにはさっぱりわかりませんが、俗に言う「標準工事」で収まるほど何の変哲もない設置状況です。
交換前の給湯器は、ノーリツのガスふろ給湯器「GT-C2431ARX」と、言います。
エコジョーズの24号、フルオートタイプの給湯器です。
2007年製と言うことがわかります。
交換前の台所リモコン「RC-8101MP」です。
通話機能付きのフタが斜めにパカッとタイプのリモコンです。
交換前の浴室リモコンは「RC-8101SP」です。
懐かしのリモコンですね♪
今回の工事の経緯はと言うと、お客様が数ヶ月前にネットで購入しておいた給湯器を、どの業者に工事をさせようかと色々調べていたところ給湯器が故障してしまい、慌てて調べた結果、地元の業者「株式会社マーレ」が良さそうだということで連絡、依頼したという流れでした。
通常Dr.マーレは「工事のみ」のご依頼は請けないことで有名なのですが、
・地元と言うこと(埼玉県所沢市)
・商品に何かあった場合は保証しないことが条件
・何よりお客様が大変困っていたこと
等の理由により、今回は「工事のみ」のご依頼を請けさせていただくこととしました。
そんな「工事のみ」を行った交換工事後がこちらです。
新しい浴室リモコンは「RC-G001SE」となりました。
「通話機能」が無くなりましたが、このリモコンを選んだのはDr.マーレではありませんので知ったこっちゃありません。
台所リモコンは「RC-G001M」となりました。
あれれ??
なんかちょっと・・・。
新しい給湯器はノーリツのガスふろ給湯器「GT-C2462ARX-2」です。
エコジョーズの24号、フルオートタイプで、交換前の機種の後継機種に当たる給湯器です。
2022年6月製造品と言うことがわかります。
今回の工事を行ったのは2024年の8月ですけどねって感じですが・・・。
まぁそれはいいとして、Drマーレが丁寧に施工をしたもんだから、給湯器側も会釈しているように見えます・・・。
えっ!?会釈??給湯器が??
そんなわけあるかい!!
あ〜あ〜・・。
派手にいってますね〜・・・。
これがネット販売店から出荷された時のものなのか、運送会社が配達している時のものかはわかりません・・・。
実はお客様側も、商品を受け取った際にこの事態には気付いており、運送会社や販売店に問い合わせたそうです。
その回答はと言うと・・・、
販売店「出荷時には検品してるのでそのようなことはない」
運送会社「集荷した時点でへこんでいた」
だそうです。
こう言われてしまうとお客様は何も言えませんよね・・・。
もちろんDr.マーレが施工中にマイク・タイソン氏ばりのボディブローをしたわけでもありません。
結果、今回のお客様は、
・型落ちの機種を買ってしまった(販売店側からの説明はなし)
・新品なのにベッコリへこんだ給湯器を設置することになった(誰の責任にもできず・・・)
・商品に故障があった際には、すべてご自身で対処しなくてはいけなくなった(だってDr.マーレが請け負ったのは工事だけだもん!)
という何とも言えない結果となってしまいました。
その代わり業者に販売・施工をまとめてお願いするよりかは若干安く済んだのではないでしょうか?
Dr.マーレにとってはどうでもいいことですがね・・・。
この業界内には「施主支給」という言葉があります。
言葉の通り御施主様(お客様)が商品を業者に支給し、業者はその支給された商品で施工をする、ということなのですが、Dr.マーレはこの「施主支給」反対派です。
だって、
A・お客様が支給した商品・部材では施工ができなかったら、その日の施工費用はどうなるのでしょうか?全額お支払いいただけるのでしょうか?
B・「工事費=手間賃」と言う認識の場合、追加で必要になった「部材」の費用はいただけるのでしょうか?
C・今回はへこみだけで済みましたが、これが商品として使えないレベルのものだったら、どうするのでしょうか?
等々、何か問題があった場合のリスクは、当然お客様が負うことになるからです。
つまり、本来は販売・施工をまとめて依頼された業者側が負うべき「責任」を、お客様も負うことになる、これが施主支給の怖いところなんです。
当然ですが業者からのお見積り費用には、この「責任=〇〇円」なんていう項目の記載はないと思います。
でもこの「責任」って結構な割合を占めてると思いますよ!
①既存の機種から交換するにはどのような機種が最適か?を決める「機種選定」の責任
②最適な機種を設置するためには、どのような「部材」が必要かを見定める「部材選定」の責任
③商品を大切にお客様宅へと持って行く「運搬、搬入」の責任
④支給された商品で問題なく施工を完了させる「施工」の責任
⑤施工後もし何かしらの問題があった際に対応する「アフターフォロー」の責任
と、簡単に挙げるだけでもこれらのような「責任」が販売・施工にはあります。
結構責任重大でしょ??
施主支給した場合、工事のみを行う業者が負うべき「責任」は、上記④=施工責任のみとなり、それ以外はお客様が負うべき責任となります。
※もちろんお客様と業者側での契約状況によって異なりますけどね。
業者に販売・施工を依頼した場合の費用と、施主支給して工事のみを業者に行わせた場合の費用との差額は、安売り店での価格帯をベースにすると実はそんなに変わりません。
下手すりゃ数千円です。
この差額のために、上記A・B・Cのリスクや、上記①②③⑤の責任を負って、工事だけを業者にお願いするのってどう思います?
何か逆に損した気分になりません?
正直言って近年のインターネット格安店も責任を負わないことで有名です。
でもそれって施主支給のような価格帯で業務を行っているからであって、反対に格安店よりもちょっと費用が高い販売・施工店(マーレを含む)は、しっかりと責任を持った内容の業務をしております。
※具体的には保険に加入しているとかね☆
Dr.マーレの施工例で何度も言っていますが、
株式会社マーレの販売・施工の価格を安くすることは簡単です!!
が、その代わりサービスもインターネット格安店と同等にします!!
そりゃ当たり前ですよね。
Dr.マーレは「施工」を売りにして評価をいただいているんじゃありませんからね。
Dr.マーレは「販売・施工・アフターフォロー」において責任を持ったサービスを売りにして、評価をいただいているんです。
わかったかな??
価値観は人それぞれ違います。
給湯器交換工事にしても、
「どうでも良いから安く」
という方もいらっしゃれば、
「大手じゃないと信用できない」
という方もいらっしゃいます。
そんな中Dr.マーレは、
「安い価格帯ですんごい信用できる」
というような位置を狙っています。
でもお金は稼ぎたいので、ご希望であれば今回のような「工事のみ」でも承ることもあります。
そこんとこはお問い合わせいただいて、お客様側がご希望をお伝えください。
安い工事のお見積もりをしても、技術はその辺の業者よりかは上だと思いますよ♪
そんじゃ今回はここまで!
くれぐれも施主支給での工事にはお気を付けくださいね☆
ではでは☆
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工事例