2018年05月22日
心はあなたに隣接設置♪のDr.マーレです。
今回は隣接設置タイプのふろ給湯器の交換工事例となります。
お客様宅は、マーレがある東京都東大和市にこれまた隣接している東京都立川市でした。
お問合せの電話を受け付けた際、ご依頼者様は電話口の声や、話し方からご高齢ということがわかりました。
給湯器の型番等の情報をお聞きしてる際に、Dr.マーレは、
「ん!?何か違和感があるぞ・・・。」
と思いましたので、現場がすぐ近くということと、何よりご高齢のお客様に安心していただけるように現場調査のお願いをさせていただきました◎
設置状況を拝見し、お客様に設置可能な給湯器や、その機能面のご説明をし、安心してご依頼いただけた交換工事内容をご紹介します。
では・・・始め!!
交換前 給湯器
交換前の給湯器は、ノーリツの「GRQ-2016AX」です。
20号のフルオートタイプで、「隣接設置形」と言う部類の給湯器です。
給湯器の裏側にはこのようなパイプが2本あり、屋内の浴槽までつながっています。
給湯器には排気方向を曲げる「排気カバー」という部材が取付られています。
交換前 リモコン
交換前の台所リモコン「RC-7001M」です。
リモコン下側から給湯器用の電源線が出ています。
こういった方法で電源を取っている給湯器も結構見かけます。
給湯器裏側にもコンセントはあったのですが、お客様のご希望で交換後もこのままの形でいきます。
浴室リモコン「RC-7001S」です。
リモコン周りには防水用の「コーキング」がされておらず、リモコン裏側はカビだらけでした・・・。
こちらはお客様にご説明し、交換後には「コーキング」をさせていただきます。
普段のDr.マーレならこのような、
「隣接設置タイプ(2つ穴)」の給湯器からは、
「設置フリータイプ(1つ穴)」の給湯器への交換をお勧めしております。
実際に他社様にも何件か見積もりをもらっていて、内容を拝見しましたが、すべてこの内容となっていました。
しかし今回はあえて「隣接設置タイプ(2つ穴)」のままでの交換工事とさせていただきました。
何故かって??理由はやはり、
「Dr.マーレが感じた、❝給湯器の型番等の情報をお聞きしてる際の違和感❞」でした。
今回のお客様宅の浴室は、かなり手の込んだつくりをしていました。
浴槽がよくあるステンレス浴槽等ではなく、レンガ造りのオーダーメイド浴槽でした。
給湯器からの2本の循環パイプもそのレンガに埋まってしまっていて、「設置フリータイプ(1つ穴)」に交換するには浴槽を一部壊す必要があったのです。
この浴槽はお客様に聞いたところ、
「旦那と色々と試行錯誤を重ね、業者さんに造ってもらった思い出の浴槽なの・・・。」
とのことで、絶対に壊すような工事はしたくなかったとのこと。
そりゃそうですよ!そんな素敵な思い出がある浴槽は絶対にDr.マーレも壊したくありません!!
もしお客様が他社様に依頼していたら、否応なく浴槽は破壊され、壊された挙句の果てには・・・
という最悪のケースになっていたでしょう・・・。
Dr.マーレが受付時に違和感を感じ、現地調査にご訪問し、このような大切なお話を聞くことができて本当に良かった♪
電話だけで違和感を感じとれた理由??
それは言えません。
ただ経験や住宅に関しての知識があり、日ごろからしっかりとお客様と向き合いながら仕事をしていればおのずと感じ取れるはずです。
少し長くなってしまいましたが、ここから施工後のご紹介です☆
交換後 リモコン
交換後の浴室リモコン「BC-230V」です。
表示が大きくなり、見やすくなったと喜んでいただけました♪
新しい台所リモコン「MC-230V」です。
給湯器用の電源は、交換前と同じようにリモコンに隣接したコンセントからとさせていただきました。
新機種はリンナイの「RUF-E2008SA(A)」になりました。
エコジョーズ、20号のオートタイプで、交換前と同じ「隣接設置タイプ」の機種となっております。
排気の方向を曲げる「排気カバー」も設置しました。
設置基準的には不要ですが、今までと同じ設置方法がお客様も一番安心しますね♪
どんどん便利に使い勝手も良く改良されている設備機器ですが、中には今回のように「大切な思い出」を犠牲にしないと取付けることができない機器もあります。
業者側としてはお客様の「大切な思い出」を聞くまでは、「最適な商品」のご提案しかできません。
お客様側も「最適な商品」の設置工事のためにまさか「大切な思い出」を犠牲にしなくてはならない・・・なんてことは思いもしません。
そこで業者側とお客様との間に、
業者側「お客さんがこの機種がいいって言ったんだからこの内容で工事するしかないっしょ!!」
お客様側「この機種にはこんな内容の工事が必要だったなんて知らなかった・・・。この工事が必要ならこの機種は選ばなかったのに・・・」
という認識のズレが生じます。
マーレはこの「認識のズレ」が生じないように事前に精いっぱい、工事内容、機種の特長などをお客様にご説明し、ご不安な点や、ご不明な点にはなるべくわかりやすく丁寧に回答します。
それにしても今回は本当に良かった♪
この先もこのDr.マーレが隣接設置タイプの給湯器のようにピッタリと隣接してお力になりますからね♪
Dr.マーレは今後も、【快適設備】<【大切な思い出】というスタイルでご提案できていけたらいいなと思います。
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工事例
2018年05月20日
AD-200FFAをご使用の皆さん! こんにちは!!
今日は弊社にお問い合わせが大変多く、他社様にはなかなか対応のできない給湯器の交換工事例をご紹介させていただきます。
その給湯器の名は・・・。
『AD-200FFA』
と言います。
この機種は松下電器産業株式会社、つまり現在で言うPanasonicが製造、販売していたガス給湯暖房機です。
ガス給湯暖房機とは、宅内の給湯や暖房を1台のガス給湯器でカバーしてしまう俗にいう「セントラルヒーティング」に使用される機種です。
その中でもこの『AD-200FFA』は少し特殊で、交換機種がかなり限られてしまう内容の給湯器となってしまっています。
なんで限られちゃうかって??
よくぞ聞いてくださいましたね!
ガス機器を設置するためには「ガス機器設置基準」という法律みたいなものが定められています。
現在各ガス機器メーカーで販売されている普通の給湯器では、その設置基準を満たしていない商品が多く、それらを設置してしまうと設置基準違反となり大変危険です。
だから給湯器を安全にお使いいただくためには、設置基準をクリアした数少ない給湯器の種類の中から選んでくださいね。
ってことで種類が絞られてしまうわけなのであ〜る!
↑是非読んでみてください☆
つ・ま・り!マーレにご相談くださいっていうお話しなのであ〜る!!
今回のお客様も当サイトの、
をご覧いただき、お問い合わせをくださいました。
現地調査&施工方法のご説明のため一度ご訪問させていただき、お見積りなどの段階を踏みまして弊社に正式にご依頼いただきました。
交換工事前 給湯暖房機
出ましたこの形!!ご使用中の方々を悩ましている居住者様泣かせの機種は松下電器産業株式会社(松下住設機器株式会社)のAD-200FFAです。
縦寸法が1.4m程で、幅、奥行きが40cm程度の四角柱の給湯器です□
給湯器上部に、これまた四角い給排気筒カバーが設置されていることが多いです。
給湯暖房機型番アップ
この型番ラベルも何回見たことか・・・・・。
1994年製の機種です。
1994年ってどんなことがあった年でしょう・・・?
調べたところ、 誰もが知る世界のイチロー選手が登録名を「鈴木一朗」から「イチロー」に変更した年でした♫
そんな歴史的な年に製造されたんですね。
イチロー選手が1本1本ヒットを積み重ねていくように、この給湯器も1リットル1リットルお湯を出し続けたんでしょう。
まさにレジェンド◎
給排気筒部分
給湯器上部のカバーを外しました。
煙突がJapan・・いやいや日本・・・いやいや2本天井裏に伸びていることがわかります。
向かって左側が屋外から空気を取り込む給気筒で、右側が屋外に排気ガスを排出する排気筒です。
この給排気筒の交換は天井を解体したりと大掛かりな工事が必要となります。
ただし材質は純度の高いステンレスですので、再使用も可能です♪
ご希望の際にはもちろん交換工事も可能です。
交換工事前 台所リモコン
交換前の台所リモコンです。
誰の指やねん!!
Dr.マーレの指はもっと細長く綺麗な指ですので、この指はおそらくマーレの代表のものでしょう。
暖房機能エリアと、給湯機能エリアが真ん中で分かれています。
浴槽部分
浴槽エプロンをはずしました。
何やらゴチャゴチャと配管があります。
向かって右側に配管が集まっていますね。
近寄って見てみましょう♫
浴槽部分アップ
白い四角形が見えます。
これがウワサの「バスヒーター(ヒーティングバス)」です。
今回は浴槽の外側に設置されていますが、浴槽の内側に設置している場合もあります。
マーレが口を酸っぱくして言っている「間接おいだきシステム」の黒幕です!!
今回のお客様は「間接おいだき」から「直接おいだき」への変更工事もご希望(ご希望と言うかマーレがご説明の後、お勧めしました。)でしたので、バスヒーターを撤去し、直接おいだきのための部材に交換です。
交換工事前 浴槽内
上下に2つ穴があります。
下の穴からぬるいお湯が入り、バスヒーターにて温め直されたお湯が上の穴から出てきます。
交換を機に上の穴は専用のキャップで塞ぎ、下の穴に直接おいだき用の部材である循環金具を取り付けます。
百聞は一見に如かず !!
つまりこういうことでございます!!
循環金具でぬるいお湯を給湯器まで戻し、温め直したお湯を直接浴槽内に送ります。
給湯器と浴槽とでお湯が循環するから「循環金具」です( ..)φメモメモ
☆ここで1つポイントがあります!!
自動でお湯はり、おいだきができるようになるなら、お風呂から温度調節したくないですか?
お湯はりの際の湯量も変更できるようにしたくないですか??
それならお風呂にリモコンが必要じゃないですか???
それだったらお風呂にリモコンを設置しちゃいましょう♬
リモコンを設置するには給湯器からお風呂までリモコン用の信号線を通さなければいけませんが、ラッキーなことにマーレは神業の持ち主!!
いとも簡単にリモコン線を通してしまいます。
浴室用リモコン配線
このように何もなかった浴室の壁に・・・、
ドーンと配線が通りました♪
か〜ら〜の〜・・・、
ドドーン!!
いとも簡単に浴室リモコン「 BC-120V」 を設置しました。
建物の構造上の理由で、設置不可能な場合もありますが、その場合はワイヤレスリモコンにて対応させていただきます。
しかし、金額、機能、メンテナンス性を含めまして、マーレは有線式のリモコンにこだわっています(ー_ー)
交換工事後 台所リモコン
交換工事後の台所リモコン「 MC-120V 」です。
この写真には指はありませんね(笑)
お湯はり、おいだき等が自動でできるようになりました♬
交換後の給湯器もご紹介したいところですが、業界のルールで掲載することができません×
でもしっかりと最初にご説明したガス機器の設置基準に違反せず、お湯はり、おいだきができるタイプの商品を設置しましたよ☆
マーレはこのような工事を行えますが、決して特別なことをしているとは思っていません。
マーレも人の子、最初は知識も技術も経験もなく、失敗も繰り返しました。
しかしその失敗をバネにして、一歩一歩前へ進んできた結果が様々な工事への対応力の高さにつながっていると思います。
つまり小さなことの積み重ねが、とんでもないところへ行くただひとつの道なんだなというふうに感じています 。
仕事をしていく上で、わからないことに遭遇するときや、知らないことに出会ったときに、「おっ・・・マーレはまだまだいける」と思います。
最後は無理やりイチロー選手の言葉をお借りしました。
AD-200FFAをご使用の皆さん!!
とにかく交換はマーレでお願いします!!
って言うことが言いたいがための長編施工例でした♫
最後まで読んでいただきありがとうございました。
あ〜指が疲れた・・・。今日もお疲れ様っした!!!
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工事例
2018年05月18日
はいどうも!
呼ばれて飛び出てマーレです!!
本日はしっかりとした施工業者でしかできない、「強制給排気方式(FF方式)」のガス給湯機の交換工事例となります。
突然ですがマーレのことを愛してくださっている皆様にここで問題です!ジャジャン!!
Q. 「強制給排気方式(FF方式)」 とはいったい何でしょう??
Thinking Time..............
つまり安心で安全なマーレにとってはどうってことはない工事です。
そんなマーレのことを知ってくださっているかどうかはわかりませんが、マーレにはこういった工事の依頼が多数きます。
ということで今回の施工例をご紹介します。
交換前 給湯器
交換前の機種は、TOTOのRGH16CF5-B(N) でやんす。
その名も「ユプロ ハイカスタムS μ (ミュー)16」です!!
名前はすごいですが、いわゆるひとつの屋内設置型、後方給排気タイプの 16号ガス給湯機です。
交換前 給湯器型番
東陶機器株式会社だって!!
時代を感じますね・・・。
ここで雑学を1つ。
TOTOってトイレなどの衛生陶器で日本の約60%のシェアを持つ誰もが聞いたことのある超一流企業ですが、「TOTO」って何の略語かは知っていますか?
実は「東洋陶器 」の略でTOTOなのです!!!!!
はい雑学は終わりです☆
トイレを汚れにくくする「セフィオンテクト」や、効率よく便器内を洗浄する「トルネード洗浄」など、トイレがトイレを洗うという新しい発想の商品が多数あります。
マーレの事務所のトイレも実はTOTOです☆
雑学ついでにもう1つ!
洗浄便座の「ウォシュレット」ってTOTOが商標登録している商品名ですので、LIXILさんやPanasonicさんの出している洗浄便座は「ウォシュレット」じゃありませんからね( ..)φメモメモ
と、話がそれてしまいましたが、ここから交換工事例の続きになります。
FF後方給排気タイプ の給湯器を適切に安全に交換するには数点注意点があります。
あえてここでは書きませんが、長く安全に給湯器をお使いいただくには大切なことです。
FF方式の給湯器を交換する場合には、マーレのような施工にも商品にも詳しいしっかりした設備業者に依頼しましょう♪
というわけで交換後の給湯器です。
交換後の機種は、いつもお世話になっていますリンナイ様のRUX-V1615SFFBA-E です。
給水、給湯、ガス管を交換し、点火試験、ガス漏れ検査をし、問題ないことを確認した上で、写真は貼る前に撮りましたが、❝ちゃんと有資格者が工事を行いましたよ❞というラベルを貼って工事完了です。
給湯器後方のため見えませんが、給排気筒ももちろん交換しました。
TOTO様の給湯器製造はすでに終了しています。
そこからメーカーを替えどんな給湯器をご提案できるかが業者の見せどころです!!
長く安心して使いたいものだからこそ見た目の金額に惑わされず、きっちり商品選定、交換工事してくれる良心的な業者を選びましょうね☆
(決してマーレが高額だとは言ってませんからね!!)
そこんとこシクヨロ!!
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工事例